転職熱を受けて3DCADスキルアピールするために(動機が不純)、Fusion360をちょっと触りつつ、何か日常的に役に立つ物を作りたいと思った。
ちょうど靴が増えてごちゃごちゃしてきた玄関をどうにかしたかったので、まずシューズラックを作ることにした。
1)設計
ホムセンにゴロゴロしてるワンバイ材を使い、横に靴3足置けるだけの幅と奥行きを確保し極力端材を少なくする、というのをコンセプトに最初のポンチ絵と板取図を描いた。
これからFusion360で作ったモデル。まあこの程度の形状だと3次元モデルも製図もやらずにできそうだけど、何事もステップバイステップ。横板はコーススレッド3x2本で固定する。そんな重量物載せるわけではないので強度は大丈夫でしょう。
3Dから起こした製作図。寸法の入れ方が雑だとかは言わないように。思ってたよりモデルの図面化は楽ちん。慣れればもっと早くなりそう。
図面化したおかげでネジ穴位置はすぐにわかって捗る。作業中に電卓叩くのは面倒だから。
2)材料調達
行ってきました、男のワンダーランドへ。みんな大好きホムセン。
ハァハァ…ホムセンで木材買ってきた… pic.twitter.com/iDmDUNTVxR
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) October 28, 2020
1x12の6フィートSFP材を店で板取図に合わせてカット。カットはサービスかと思ったら1カット50円だった。まあノコギリ持ってないし仕方ない。板取図はちゃんと描いてたほうがいいですね。
3)罫書き・下穴あけ
板材の割れ防止のために下穴開けとくのがセオリーとネットに書いてあったので、ネジ位置に下穴を開けておくことにした。まずはその位置出しをする。
限界中年男性なので木材罫書いてる pic.twitter.com/8agLVBgeSJ
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) October 31, 2020
指矩を買ったはいいが正しい使い方ができているのかはわからない…
とりあえず穴位置をマーキングして穴あけ作業へ
限界中年なので木材にドリルで穴開けてる pic.twitter.com/Kl440t8z9f
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) October 31, 2020
この小型ドリルドライバーについては別途レビューしますが、とりあえず穴あけはできました。
下穴に関して一体どの径にすればいいのか全く知見がなかったので、とりあえずφ3.3のコーススレッドに対して下穴φ2でやってみた。実際打ってみたらそれで問題なかったのでヨシとする。
4)ペーパーがけ・ニス塗装
手の触れるエッジ部のバリ取りとニスの食いつきのために表面をサンドペーパーでひたすらならす、が手でやるとだんだんしんどい…しゃがんだ姿勢なもんだから尚更疲れる。作業姿勢って大事ね。最初240番でやってたけど、らちが明かないのでまず100番で大まかに磨いてから240番にした。
限界中年男性なので木材めっちゃサンドペーパーかけた… pic.twitter.com/YhjOntie90
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) October 31, 2020
ペーパーかけてる間に日が暮れたので、次の工程は翌日実施。
限界中年男性なので木材にめっちゃニス塗ってる pic.twitter.com/JSLzOEwPIG
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) November 1, 2020
一度塗ってペーパーかけてから2度目を塗るのが推奨の仕上げらしいけど、めんどくさいので乾いたらそのまま2度塗りした。
ハァハァ…ニス全面二度塗りした… pic.twitter.com/jPJDRq5A31
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) November 1, 2020
細かく見ると塗りムラがあるのだけど遠目ならまあそれっぽい色合いに仕上がってるのでヨシとする。
5)組立
材料は揃ったのでいよいよ組立。
はいこちら鉄コバ家具製作有限公司 pic.twitter.com/QzUxvjoPmE
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) November 1, 2020
ドリルドライバー使うとコーススレッドがグイグイ入っていく。かなり電動ドライバー使える、というかコーススレッドの形状がよくできてるんだろう。
組立自体は20分ほどで完了。ぱっと見それっぽい雰囲気にはなった。
完成したぜ…シューズラックがな… pic.twitter.com/vjhgQ62PHa
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) November 1, 2020
6)設置
早速玄関へ設置。
なんということでしょう、あのごちゃごちゃしていた玄関が匠のシューズラックで整然と! pic.twitter.com/SRyCC9m4Vl
— 鉄とコバルト (@sigdfeco) November 1, 2020
狙い通り3足置ける幅で高さ方向も問題なし。実測しておいてよかった。
ガタつきが若干あるが組立に問題があったと思われる。
だいぶ靴が整理されて効果はあった。
7)まとめ
今回の費用は以下の通り。
工具費
ツールボックス ¥1080
ドリルドライバー¥1980
刷毛 ¥128
指矩 ¥498
合計 ¥3686
消耗品費
紙やすり ¥ 30
鉛筆 ¥128
φ3.3x40コーススレッド ¥198
水性ニス ¥480
合計 ¥836
材料費
SPF 1x12 6ft x2枚 ¥3360
カット加工費 ¥200
合計 ¥3560
Total ¥8082
意外と板材って高いよね。とはいえ既製品でちょうどいい感じのものもないし、オーダーメイド品だと1万円超は行きそうなので、安く作れたといえるだろうか?製作時間は設計製作で3日くらい。Fusion360は慣れればもっと早くやれそう。
以下反省点
1)想像以上にニスが減る。もっと大容量買っとくべき。
2)表面処理方法は色々あるので試していきたい。
3)製作手順はもうちょっと考えて精度上げたい
4)しゃがみ作業が足腰にしんどいので、次回以降作業台を導入したい。
5)今回の用途だったらもっと薄い板厚でもよかったかもしれない。ワンバイ材でもそれなりに強度はありそう。
素人仕事にしてはまあまあな出来でとりあえず満足です。次回作構想中。