ここ6年ほどメインPCはMac mini(Late2011)を使っている。
最初の冬のボーナスで買って以来、メイン機として特に大きなトラブルもなく活躍してきた。タイに飛ばされた折も社用レッツノート、私用MacBook Airと共にリュックに詰め込んであの地獄に飛び込んだ戦友(と書いて”とも”と読む)であったが、タイの高温多湿・雷サージ・瞬停頻発の苛酷環境でついに起動不可能となる致命傷を負う。結果現地のサービスショップでロジックボード全交換という苛烈な過去を乗り越え今に至っている(↓)。
6年使い続けて起動が遅いだのもたつくだのということで、そろそろ買い替えも視野に入ってきたが、タイ抑留を乗り越えてきた戦友(と書いて”とも”と読む)であり、あっさり乗り換えるというのも忍びない。
既にメモリは仕様上限の8GB実装済だがどうやら16GBまで載せられる事、ドライブベイの上段部に空きがありDIYで増設もできるということを知り、メモリもSSDもだいぶ安くなったし、これはいっちょア・バオア・クー決戦仕様ガンダム並に載せられるもの全部載せちまおうという事にした。いや現状8GB・500GBHDDで特に不都合はないけれど、Vガン時代にあえてチューンしたジェガンで戦うことにロマンがあったりするじゃない。
ということでAmazonでMac mini上段ベイ増設キット・120GB SSD・メモリ8GBx2を買った。
DDR3-1333 8GBx2 : ¥14235
SAMSUNG 850 120GB : ¥ 5980
Mac mini上段ベイ増設キット : ¥ 1190
これよりオペを開始する。
・メモリを外して、裏ぶたを開け冷却ファンから外す。
・ファンの給電コネクタ(赤丸)をぶっちぎらぬよう気をつけてファンを基盤から撤去
・次にwifiアンテナ部を外す。
トルクスネジをキットのレンチで回す。
これも基盤とつなぐケーブルをちぎらないように丁寧に
・黒い樹脂カバー部を取っ払う
・下段ベイコネクタをヘラで外す(上段は空き状態)
・赤外線センサーコネクタを取り外す
・ロジックボードの穴にキット付属のU字金具を突っ込む。
・U字金具を取っ手にしてマザボを筐体から2cmほどスライドさせる
・筐体をずらすと下段のHDDがはずせるようになる。HDDが東芝製とは知らんかった。
・上段ベイを使うにはロジックボードを完全に分離させなければならないので、電源部・マザボ接続コネクタを外す。ここが一番難儀した。
・電源コネクタを外すとロジックボードを完全に分離できる。
・上段ベイの固定枠を取り出すために電源部を外す。ピンで電源部と筐体が固定されているのでピンを引き抜く。
・電源部のコネクタを90度回して電源部をごっそり外す。
・ついに完全分解
・今回初期装備のHDDを上段ベイに移設、空いた下段にSSDを新設するのでHDDに増設キット付属の上段用ケーブルを付ける。
・上段マウンタにHDDを取り付けた図
・このケーブルがロジックボード上段用コネクタにとりつきます。
マウンタを筐体に取り付け、分解と逆手順で電源・ロジックボードを筐体に戻す。
・SSDに下段用ケーブルを取り付けロジックボードに組み込む。なんだかスカスカで固定できてないけどSSDだしいいか
・ネジを戻しwifiアンテナ・ファンを再度取り付け。最期に16GBメモリを取り付ける。
・開始から2時間でオペ完了!!
・おそるおそる動作確認
無事動いた。
ということでハードウェア的には無事作業完了したが、SSDを起動ディスクにするため翌日四苦八苦することに。
最初にOS標準のディスクユーティリティーから復元コマンドでSSD上にそのまま以前の環境を移植する目算であったが、上手く行かず。仕方なくCarbon copy cloner(https://bombich.com/)を使って起動ディスクを丸ごとSSDにコピーすることにした。
80GB程度のコピー作成完了まで4時間位。
昼飯食べに行って帰ってきた頃にコピー完了していたので、SSDを選択して起動。
今度はちゃんと起動した。
ついでなんでHigh Sierraにアップデートまでした。メモリ16GBで認識しておる。
さすがSSDのお陰でこれまで1分くらいかかってた起動時間が10秒くらいに大幅短縮。メモリ16GB化の恩恵は正直よく分からんが、アプリケーションのもたつきはなくなった気がする。
ということでMac mini(late2011)のメモリ16GB・SSD増設が完了、これでしばらくジオンはこのMac miniで戦える…