ながされてたThailan島

タイに飛ばされてたり帰ってきたりしたけど、私は元気です

タイ抑留n日目…まだか、夜明けは…

2018新春登山始め〜富山編〜

 数年前からちょくちょく山登りはやっていたのだけど、このあいだiPhoneにGPSアプリを入れたら即席GPSロガーとして使えるようになった折、せっかくなので今年はブログのネタにしようと思う。

 

 正月休みも終わりかけの1月7日、どっか山登りしようと思い立った。鋸山、伊予ヶ岳、御殿山、高宕山と何度か南房総の山は登っているのだが、2018年最初の登山はまだ未踏の富山に登ることにした。

 

タイムテーブルは以下の通り。

 2018/01/07

 出発12:45 道の駅富楽里とみやま

   13:15 伏姫籠穴

   14:05 北峰山頂

   14:50 南峰山頂

   15:20 みかん無人販売所

 到着16:05 道の駅富楽里とみやま  

   16:30 ばんや

  

 例によってインテグラでひたすら127号線を南下し、鋸山よりも更に先。

 冬の快晴に、行き掛けの車窓から東京湾越しに積雪した富士山がよく見えていた。はたして山頂からはどう見えるのだろうか。

 道の駅に車置いていざ出発。

 

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 出発から30分ほど、農道から山に入って歩いて行くと

  そんでうさんくさい篭窟をあとに登山道へ入っていく。

  1時間ちょいでようやく北峰山頂349.5mに登頂

  

 

 展望台から最大望遠で撮った富士山

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 東京湾を挟んでたぶん三浦半島とその向こうの伊豆半島らへん

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  山頂でアマチュア無線やってる人初めてみたね。

 

 ふもとの岩井駅周辺がよく見える。ずっと向こうは伊豆半島。

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 富山は南北二峰あり、ここまで来たしもう一方も行くかと行ってみたわけだが…

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 南峰はこんな感じでほぼ廃墟化。樹木で眺望も塞がれ、わざわざ行くほど面白くはない。南峰は342mなんやな

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 で、下山開始。去年登った伊予ヶ岳が途中で見える。

 

 この辺ミカン栽培やってるらしく(なお財布に250円しか入ってなかったので諦めた)

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 鋸南町はスイセンが群生しているらしく帰り道めっちゃ花咲いてた。

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 そんなわけで3時間ちょいで元の道の駅まで戻ってきた。

 

 毎度房総登山恒例?の漁協直営「ばんや」で気の早い夕食にありつく。

 旨い魚が食えるのがたまらん。

 

 時間:3h 20min

 距離:11.6km

 標高:349.5m

 

 次回はガスバーナー買ったので、山頂でゆるキャン△ごっこやる予定

 

海外抑留備忘録

 誰のためになるかは分からない海外に飛ばされる前後でやったこと備忘録

 

渡航前

・転出届…これをやっておかないと翌年も住民税を払うハメになる

・マイナンバー通知カード…本来引っ越す際に自治体に返納し新住所で新たに発行することになるが、これをやっていなかったために帰国後めんどうくさいことになった。

・郵便転送手続き…実家に郵便物は全部届くようにした

・自動車…抹消登録すると自動車税が還付されるらしいが、そんな手続きをする暇もなかった

・車検証住所…自動車税の納付ハガキが転送されて実家に届く算段だったがどういうわけだか一向に届かず。結局国際電話でタイから千葉の税事務所に電話して実家にハガキ送るよう頼む羽目に

・自動車保険…止めればよかったけど、そんな手続きに頭も回らずそのまんま

・アマゾン…届け先を実家にして普段通り買い物してた結果、実家に尼段ボールが山のようになっており頭を抱える羽目に

・携帯電話au回線休止…電話番号変えたくなかったのと解約月ではなかったためにケチって回線休止にしたが、止めていても月々400円ほど取られる。

・SIMフリースマホ調達…現地でもスマホは売ってるし別に日本で買わんでも良かったかもしれない。海賊版iPhone掴ませられるかもしれないが

 

帰国後

・新居探し…海外から戻ると転出元住民票がないわけで賃貸契約時に揉める可能性あり、貸主に確認要

・携帯電話再開手続き…帰国後再開月から2年縛りが、初月にリセットされる羽目に。脱庭の夢がまた伸びる。いろいろ考えると電話番号維持する必要もそれほどなかったし、今となっては解約して新規契約するなりMVNOに移行するなりが良かったのでは?という気しかしない。ちなみに再開手続き時にSIMカードは再発行されるので、渡航先で紛失しても心配しなくていいです。 (紛失した人談)

 

クレカさえあれば海外からでもネット通販買えるのでめっちゃ使ってたけど(ただし受け取れない)クレカ止めると一気に死ぬのでつらい。

バンコクモーターエキスポ2016に行ってきた話

 いや、もう1年前の話やんけというアレですが、書こうと思ってなんやかんやしてたらいつの間にか1年経過していたという。

 

 去る2016年12月4日、バンコク郊外の屋内展示場Impactにて開催されたバンコクモーターエキスポ2016に行った。ちなみにこのインパクト・ムアントーンターニーは屋内に柱の無いイベントホールで世界最大だそうで(そりゃタイの耐震基準はユルユルだもんな)

 ImpactへのアクセスはMRT終点のモーチット駅からイベントの際に出てる無料のシャトルバスで。乗り場が分からなさすぎて30分ほど駅周辺さまよう羽目になったが。タクシーも客待ちしてるんだがインパクトまでは運転手の言い値(7~800Bくらい)でふっかけてくるのでおすすめできない。

 

 バスに30分ほど乗って到着、入場チケット250B払って会場内へ。

 いわゆるモーターショーって日本で行ったこと無くて、タイで初めて来ましたね。

 出展はトヨタ、日産、スズキ、スバル、三菱、いすゞといった日本メーカーの現法とかヒュンダイとかTATAとか他にはよく知らない中国系っぽい謎メーカー等々。

 

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 欧州は現地の代理店が出展してるみたい。

 アストンマーチン星井

 こちらもアストンV8ヴァンテージ

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 こっちはDB9。価格2000万円超

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 こっちはジャガー。イギリス発音だとジャギュアっていうみたいね。

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 当然メルセデスもあるわけで

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 セダン、ピックアップ主流のタイ市場でもミニは独自の人気があるらしく、展示車には結構人だかりができていた。

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 意外と台数は見ないTATAのトラック

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 こんな珍品も…

 

 全体の6割くらいは日系メーカーが占めてた印象。なんのかんのでタイ市場で日本車シェアが90%近くあるらしく。

 日本じゃ燃費偽装でパッとしない三菱とか、もはや普通車から撤退してるいすゞが活況。現地は税制的な面でもピックアップトラックが人気なので

 ミラージュのセダン仕様とかスズキのセダンとかマツダのピックアップ等、日本じゃ売ってないレアな車種がたくさん。

 日本じゃ売ってないホンダB-RV

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 ようやく日本にも出回ってきた新シビック

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 マツダのピックアップトラックBT-50

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 MX-5(ロードスター)のブースは閑古鳥。オープン2シーターでブランドバリューも微妙だとこうなる。

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  今や日本じゃ売ってない日産アルメーラのnismo仕様

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 こっちも日本で売ってない日産のピックアップトラック

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 スバルも一応レヴォーグをタイでは売ってるらしいが、走ってるのは見たことがない。価格が600万円超だし

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 BRZはたまにバンコクでも見る。こっちも車両価格200万B超え

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 なおヨタ車は特に興味がないので写真撮ってないです。

 

 タイならではというか、トゥクトゥクも展示あり。市内で走ってるのはこんな上等なやつではないが。

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 クラシックカーの展示、こちらはメルセデス300SL

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 これはなんですかね?

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 バイクの展示もあったけどここではアイカツ、じゃない割愛。

 

 タイに行って交通事情には随分と面食らったものだが、このモーターショーも市場トレンドを反映してミニバンが皆無、ピックアップとセダンばっかりだった。ロードスター、BRZといったクーペはほとんど見向きもされてなかったのも面白かったですね。

 次は日本のモーターショーも行ってみたいと思います。

iPhone5 バッテリー交換編

 日本へ帰国する1ヶ月前くらいから、いよいよiPhone5のバッテリーの損耗具合が無視できなくなってきた。思い返すと前回バッテリー交換から1年8ヶ月くらい経過していた。1分あたり1%の勢いでバッテリーが消費されていく状態のなか、Zenfoneとモバブ併用してしばらくしのいでいたが、帰国してiPhoneをメイン使用する状況になったため、いいかげん機種変更かバッテリー交換かどちらかにしなければならない。

 11月といえばちょうどiPhone8がリリースということで、最新機に心惹かれて店頭デモ機を触ってみたが5と比べると大型かつ背面ガラスの重みがどうにもネガに感じられ候補から外す。一方、もう一つ案のSEは在庫無しの有様。

 ということでとりあえずバッテリー交換でiPhone5の延命を図ることにした。

 前回業者に出してバッテリー交換した時は4000円くらい払った気がする。調べるとDIYでバッテリー交換やってる事例が多々あるので自分でもやってみることにした。

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 発売から5年経った今更iPhone5のバッテリー交換しようと思う貧乏性は存外多いらしく、交換キットは今もAmazonで多数出回っている。今回は交換バッテリー、ドライバー等工具込で1750円のものをポチった。

  内容物はバッテリー、吸盤、トルクスドライバー、ピンセット、ヘラ、テープ、取説。

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 期待してなかった割に、工具の作りはしっかりしていた。 先達のバッテリー交換情報を見ながら作業をすすめる。

 

1.最初にlightningコネクタ両サイドのネジ2本をトルクスドライバーで外す。

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2.付属の吸盤でフレームからパネル下部を引っ剥がす。

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3.パネルとフレームの隙間にヘラを差し入れ、少しずつ隙間を広げる。この時パネルがめっちゃたわむので怖い。

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4.パネルと本体側を分離させた状態。ただし本体とパネルはフレキリードでつながっているので、ぶっちぎらないように気をつける。フレキはコネクタから外せるけど今回はそのまま作業続行。写真赤丸のバッテリーコネクタカバーのネジ留めを外す。

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5.カバーを外すと、バッテリーケーブルのコネクタがあるので本体基盤から外す。

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6.バッテリーはテープで貼り付けられているので、ヘラを使いペリペリ外す。

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7.バッテリーを外したのがこちら

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8.新しいバッテリーをセットし、基板側コネクタに接続。分解と逆の手順で再び組み立てる。フレームとパネルの固定が嵌合だけになってるのでそこをキレイに合わせるのが難しい。

 再組立して無事起動。

 今回の交換から1ヶ月経ったが特に不具合はなし。買ってすぐの頃のバッテリー容量ほどではないにしろ、1日くらいは無充電でもつようになった。次期SEがそろそろ出ると言う噂なので、その頃までは十分使えるだろう。

 

 

ピピ島漂流篇・下

 ピピ島漂流篇・上から帰国・引っ越しを挟んで、だいぶ間が空いてしまったがピピ島漂流の顛末を記す。

 

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<ピピ島上陸二日目>

 

 目が覚めると既に雨音が響いていた…

 

 いや、昨日散々降ったんだから今日は晴れろよ…

 

 ピピ島二日目も見事に雨。

  

 申し訳程度小降りになったので、朝食を求めホテルから出た。

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 昨日に増して猫をよく見る。

 

 トンサイベイの反対側。いいビーチであるが、いかんせん天気が悪すぎる。

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 スマトラ沖地震の津波で大被害を受けた名残だそうで。

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 ぶらぶらしてたらいよいよ雨脚が強まってきたので、軒先に逃げ込む。

 いやこれ完全に洪水でしょ。

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 結局土砂降りの中、昨晩同じAnna'srestaurantでイングリッシュブレックファスト。

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 これトレインスポッティングのダイアンの家のシーンで見たヤツ。どうでもいいが隣の家族連れはマンチェスターから来たイギリス人だった。

 あとバナナスプリットというメニューが気になって、注文したのがコレ。

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 名前の通り真っ二つになったバナナにアイスクリームが乗ってた。

 

 カフェの椅子で堂々と眠りこける図々しい奴。

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 猫ばっかり写真撮っても、相変わらず雨が止む気配もなく、ホテル戻ってスクストEP2最後までやってた(果たして一体何しにピピ島まで来たんだ?)

 

  そんなこんなで夕方、日も暮れ始めたあたりでようやく雨が上がる。

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 晴れたらいいところなんだよ、本当に

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 ようやく雨の上がった通り。

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 ピピ島は欧米系観光客が多くイタリアンの美味い店が多いとググったので、人気店に繰り出す。夕食はイタリアンレストランCosmicのシーフードピザ。

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 無論今夜もシンハー

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 あとナスのチーズラザニア。これはちょっと胃にもたれそうで失敗だった。

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 結局ピピ島まで来て、引きこもってピザ食って猫の写真撮る以外やってねえ…おかしい、本来ならピピ・レイ島のボートツアーに参加してマヤビーチで8ball聴きながらディカプリオごっこしてるはずだったのに…

 そんな悔恨の念いっぱいの中、二日目が終わった。

 

<ピピ島上陸三日目>

 目が覚めると耳には特に何も響いていなかった…

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 数時間後に帰りの船に乗るタイミングで見事に晴れたピピ島の海。

 なんで昨日晴れんやったのか…

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 青い海。潮風。

 

 突き抜ける空。

 

 現代社会のストレスから解放された、最高のバカンス。

 

 が、できないまま帰りの船に乗る…

 あと一泊延長したかったけれど金もなければ時間もない…

 

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 というわけでプーケット目指して船で帰る。

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  さらば、ピピ・レイ島…

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 2時間近くかかってラサダ港へ戻る。

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 さらに港からバンに詰め込まれプーケット国際空港。そこで飛行機待ち4時間…4時間あったらピピ・レイ島行けたのでは?という気持ち。

 

 そんなこんなで再びバンコクに着陸。

  トボトボと巣に帰るのであった…

 

 

 バンコクから直行で3万円しないくらいでピピ島まで行けたものの、終始天気に泣かされる。

 つくづくタイ国内旅行するとロクな目に合わない…

 こうして最後の旅は幕を閉じたのだった…

 

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 Fin...

タイ抑留記・終章

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 470日。

 

 ここまで来るのに、余りにも時は過ぎてしまった。

 

 来て3日までは楽しかった。わけのわからん渋滞も、無意味に辛い食い物も、物珍しくて、それだけで面白かった。

 だが、1週間で限界に達していた。ハムの中まで唐辛子が入っていて卒倒した。

 そして、1ヶ月経った頃には意識が失くなっていた。

 3ヶ月過ぎて一度帰国した時、あまりにも最高すぎて、最高と言う以外なにも出来なかった。

 もはや6ヶ月超える頃には、体重に反比例して飲酒頻度が増加の一途を突き進んでいた。

 ようやく1年経って、延長を告げられて心が死んだ。

 そして今、ようやくその痛苦から解放される。

 

 思い起こせば悲惨な日々だった。

 風邪3、4回、インフルエンザ1回、皮膚炎1回、腰痛4,5回、喘息再発2回、謎の脇腹痛、ガードレールのボルトに足ぶつけて負傷1回、歩道から突き出たパイプに足の指ぶつけて負傷1回、便秘毎週。

 パタヤに行けばうるさいインド人に出くわし、ピピ島に行けば土砂降りに見舞われる。

 ひどい有様だった。

 

 好き好んで海外飛ばしされたわけでもなく、そもそものモチベーションがゼロからのスタートである。無残な日々で最早モチベーションはマイナスである。

 果たしてこの470日で得たものと失ったもの、いったいどちらが大きいのか?

 

 

 さよならThailand、もう仕事では来たくないよ (ピピ島はもう一度行きたいけど)

 

 fin...

ピピ島漂流篇・上

 一年超の抑留もいよいよ終わりが見え最後の3連休となった10月の週末、自分へのご褒美()でピピ島へ行くことにした。

 動機は前回パタヤで果たせなかったビーチで夕日を見ながら優雅にビールを飲む実績解除と、ディカプリオの出てたザ・ビーチのロケ地ということで一部に有名なピピ・レイ島である。(ちなみにダニー・ボイルがトレインスポッティングの次に撮ったのがザ・ビーチですな)

 

 ピピ島はプーケットから行く、というのは何となく知ってはいたが、今回のバンコクからの経路は以下の通り。

  AM 8:30発 バンコク・ドンムアン空港

    ↓(飛行機)

  AM10:30着 プーケット空港

    ↓(タクシー)

  AM11:00着 ラサダ港  PM13:30発

    ↓(フェリー)

  PM15:30着 ピピ島・トンサイベイ

 他にもクラビから行く経路もあるが、詳しくはググれ。

 

 バンコク・スワンナプーム空港からプーケット行きTG便も出てるようだが、もちろん金がないのでドンムアン発エアアジア便である。

 朝6時半に出発。ドンムアン空港までは年末アンコールワットへ行った時のように、BTSモーチット駅から降りてチャトチャックバス停発のA1バスにて行く。 

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 モーチット駅から降りたバス停はこういう看板があるのでここでA1バスを待つ。

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 空港までは30バーツ。車内で車掌のオバちゃんに支払うと↓チケット?が渡される。

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 バスで15分ほど、10ヶ月ぶりのドンムアン空港だが、国内線ターミナルは初めて。(※ただしA1バスは国内線ターミナルまで行ってくれないので、国際線ターミナルで降ろされる羽目に) 

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 新しくてやたら広いわりに、保安検査入り口が端の一箇所しかなくて無駄に歩かされる。それにしてもタイの建築物ってどこも動線計画の概念が薄いよな(唐突なdis)

 

 保安検査を通過し搭乗ターミナルへ。コーヒー買って搭乗開始まで待つ。定刻から10分ほど遅れて搭乗開始。エアアジア使うのも二度目ですね。

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 どうでもいいけど、私はLCCの「金出さない奴には水の一滴も飲ませねえ」っていう分かりやすい姿勢が割と好きです。

 

 およそ1時間でプーケット空港に着陸。飛行機とホテルは事前予約していたが、フェリー乗り場までは色々調べたがよく分からず。最悪ぼったくり覚悟してタクシー拾えばええやろと考えていた。実際プーケット空港の到着ロビー着いた瞬間、旅行代理店のブースが10軒くらい大挙してるので、そんなに心配する必要はなかった。

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 (↑プーケット空港国内線到着口。そこらじゅうに旅行代理店のブースがある)

 

 ピピ島まで行きたい、往復する、ホテルは予約している、と雑な英語で伝えれば、それに応じてチケット手配してくれるので、事前予約とかしなくてもどうとでもなる。

 港まで片道タクシー700B+フェリー往復チケット1000B也。たぶん料金はどの旅行代理店も横並びだと思われる。朝からバンコク出発すると午前のフェリー便乗船はかなり厳しいので、午後の13時半か15時発便になる。

 

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 足の手配を済ませて空港を出ると、外は薄曇り。

 ロータリーでは既に連絡を受けたタクシーのオッサンが待ち構えてるので、タクシーチケットを見せてタクシー乗車。プーケット空港からラサダ港までは渋滞がなければ50分程度。

 

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  やたらかっ飛ばすタクシーに乗って、11時手前くらいにラサダ港到着。フェリー乗り場が思いの外ショボい(場末のサービスエリア並)ので、ランチは別のとこで食った方がいいと思う。

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 フェリー出発13時半まで時間を潰す。 乗船1時間前くらいになると欧米系の団体客がミニバンに乗って大挙してやってきて凄まじい混雑となる。待ち時間長すぎたしタクシーじゃなくて乗り合いのミニバンでも十分だったな、と後から思う羽目に。

 

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 ネットで調べたけど、特に言及してるブログも見当たらなかったのでラサダ港でのフェリーの乗り方について書いておく。

 上写真の如くフェリー運行会社の受付カウンターが1番2番...と並んでいるので、フェリーチケットに書いてある会社の受付カウンターにそれを見せる。係員に予約しているホテルを尋ねられるので答え、復路の日程を伝える。その次にシール、プラスチックカードの乗船券と帰りのチケットをもらう。その後、船着き場でプラスチックカードの乗船券を係員に渡してフェリーに乗船する。

 運行会社ごとにフェリーが出るのかと思ってたが、実際は1隻に対して複数の会社がチケット売ってるらしい。

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 フェリー乗船中はこのシールを服に張っておこう。

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 フェリー船内はこんな感じ。

  テレビでシビルウォーをぼーっと眺めながら2時間近く船の旅。すげえ揺れるかと思ってたけど、日頃のバンコク郊外のガタガタ通勤路と比べれば全然マシなレベル。

 

 

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 午後3時半、いよいよピピ島トンサイベイ到着

 …

 …

 …

 土砂降り。

 言い訳のできないくらい、土砂降り。

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 土砂降りの中、桟橋のゲートで入島料20バーツ取られる。あまりにも雨がひどいのでその場で50バーツのレインコート買った。無いよりマシというレベルであるが。

 幸先の悪い上陸、一体俺が何をした…?

 

 そしてこの雨の中、ホテルまで彷徨うのであった…ピピ島のグーグルマップ、だいぶ適当なので、それっぽい団体の後を着いていってようやくホテル着。

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 (↑実際はもっと細い道がある)

 

 ここが今日の宿ね…

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 さすがに昼にクッキー食ってから何も口にしてないので腹が減ってきたため、雨が弱まったのを見計らって夕食をとることにした。

 

 適当にググってなんか良さげだったのでAnna's restaurantへ。開放的な雰囲気がいいですね。とはいえ外は土砂降りとシーズンオフのせいか客はまばら。

 いろいろメニューはあったが、「一番辛くないカレーは何か?」と訊いて勧めれたポークマッサマンカレーと言うやつにした。

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 確かにココナッツミルクたっぷりでマイルド。炒ったピーナッツが入ってるのが独特。うまかった。あとお約束のビアシン。

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 ザ・ビーチの挿入歌Underworld/8ball聴きながら、明日が晴れることを願ってその晩は床についた…

youtu.be

 

 

(第1日目のピピ島猫)

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 (つづく)