タイ抑留n日目…まだか、夜明けは…

風に吹かれてアユタヤ

 タイにながされて3ヶ月、ほとんど観光らしい観光もして来なかったので、思い立っては重い腰を上げ、近場で日帰りできるということでアユタヤに行ってきた。

 以下は特に何のひねりもない旅行記です。

 

 

 バンコクからアユタヤまで行く方法は、バス・タクシー・鉄道の3通り。バスはどのバスの乗ればいいのかわからないのでパス。タクシーはぼったくられそうなのでパス。よって鉄道で行くことにした。

 

 まずはBTSとMRTを乗り継いでバンコク鉄道駅へ…

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 ここのチケットカウンターで「アユタヤ!」と言うと20バーツのチケット買える。(上級客車もあるようなんだけど詳しいシステムは不明)なんか勝手に20バーツのチケットが渡される。

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 名探偵ポアロとマープル(たとえが古い)で見た英国っぽいアーチ屋根のプラットフォームから指定乗口を探す。(多分鉄道の導入元はヨーロッパなんだろうなあ)

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 あったぞ、これだ(無論エアコンなんぞ無い) 

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 ガタンゴトン(2時間近く脳内で世界の車窓からBGM)

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 はい、アユタヤ駅。

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 駅のベンチで一息ついてる間にもトゥクトゥクやらの勧誘が来る。結果論で言うと多少金払ってでもここでガイド頼むのが手っ取り早いです。

 基本的に金のない学生旅行気分だったので、駅前のレンタサイクル屋にて50バーツで轟天号(※出典 究極超人あ〜る)を調達した。100バーツだともっとかっこいいMTB借りれるんだけど、ここでもケチって安い方にしたら、ブレーキ効かねえしスタンドガタガタだし都内の防犯登録シール貼ってるし、安かろう悪かろうである。 

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 さて駅からアユタヤ市内に入るために橋を渡らねばならないのだが、そこの自転車ガン無視な交通量に命の危険を感じる羽目に陥る。これは素直にシータクなりトゥクトゥクなりに乗ればよかったと思わずにはいられない。

 とりあえず目下の目標としてストリートファイターのサガットステージのモデルの場所ワット・ロカヤスタをめざす。場所はググれ。アユタヤは4Gどこでも入るので快適です。佐賀とはえらい違いだ。

 

 グーグルマップ見ながら自転車漕ぐこと20分ほど…

 

!?

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!!??

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 サガットステージだ!!!!(タイガーアパカッ!!)

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 世界遺産だから禁則事項は守ろうな!!

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 ランチを食べてから、ワット・マハタートへ(この日はたまたま入場料無料では入れた)

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 1700年代後期まで繁栄を誇ったアユタヤ王朝はビルマ軍の攻撃を受け、王宮も寺院も徹底的な破壊を受ける。漆喰仕上げの建物ももはや煉瓦を残すのみ。仏像のことごとくも今は見る影もない。

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 打ち捨てたれた仏像の頭部は木の根に取り込まれるほどの荒廃ぶりであった。

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 後の王朝は荒廃したアユタヤを放棄し、今のバンコクを新たな都として今に至る…

 

 そんなこんなで廃墟マニアホイホイなアユタヤ散策でした。10月でもアホみたいに暑いので自転車はおすすめしません。

  だいぶ疲れたので16時頃には帰路へ…

 

 ウッ…こんなところで日立金属…

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 帰りの列車、ディーゼルじゃなくて蒸気機関車だった。珍しいのか皆写真撮ってた(俺も撮った)

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 はい、帰りも20バーツの三等客車。

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 帰りは日が沈んで予定から30分遅れで2時間超。タイの鉄道時刻表を信じるな。

 

 

 はい、お疲れ様でした。

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生存、90日

 あの決定的なタイ渡航から90日…

 

 かつて人の噂は75日と言われていたが、膨大な情報の氾濫する現代社会において、90日も経てばオタクは次の嫁を見つけているし、あれだけ騒がれてた例の紐もがんばるぞいももう誰の記憶にも残らない、そんなあまりに長過ぎる時間だ。なんたるショッギョムッジョ。

 

 90日も過ごせば慣れたでしょ、などと言われるが無論そんなことはなく。やはり日本ではない何処かに居るという感覚は拭えない。セブンもファミマもココイチも、すき家に吉野家、マックにスタバもモスもある。日本にあってバンコクにないものを探す方が難しい。しかし、それでもなお、ここは日本とはひたすらに違うのだ。

 

 一体何が違う?

 

 会社の窓からぼんやりと外を眺めて、こう思う。ここからまっすぐ東に行けばミャンマーがありその先にはインド・バングラデシュがある。西に行けばカンボジアがありヴェトナムがある。北に行けばラオスがあり更に先には中国がある。南に行けばマレーシアがある。もっと南にオーストラリアがあると思ったらそうでもない。

 とはいえ、どっちに行ってもそのうち海に突き当たる日本とはえらい違いだと。物理的に、心理的に、詩情的に、ああ、ひたすら遠いな、と。

 

 変わらないのは10月になってもなお遠慮のない直射光と、梅雨時もかくやという湿度だけ。たまに珍しく外に出る気になっても、大抵において土砂降り雷雨が待っている。おかげで空調の効いた部屋でネットする事でしか生きられなくなってしまった。

 

 あれ?結局、日本にいようがバンコクにいようが、この引きこもりの性根は変わらないのであった...     fin.

 

病み上がり

 どういうわけだかインフルエンザに罹患した。

 

 タイで。

 

 39度超の熱で意味消失した夢にうなされながら一晩生死をさまよい、翌朝体重測ったら2キロくらい痩せてた。40だか42度超えるとタンパク質って変性するんだっけ?

 すごいね、人間の体って(しろめ)

 

 

 インフルエンザで医療費は薬代含めて6500バーツ(例によって3倍換算で約2万円な)。世の中には海外旅行保険という便利なものがあって、医療費は全額この保険適用で自己負担ナシという(ただし上限あり)。前回皮膚炎で3000B、腰痛で2700B。保険なかったら財布が死んでるな。

 仕事でタイに飛ばされる人はたいてい会社で旅行保険入るので安心して病院に行きましょう。

タイのお金の話

 拝承

 どうも、タイで財布紛失マンです。ご存知の通り財布は札が抜かれた状態でトイレのゴミ箱から発見されました…

  シンハビールでずいぶんと酔った勢いで、これから「お金」の話をしよう。

 

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(タイの通貨:左から1000,500,100,20バーツ紙幣、5,2,1バーツ硬貨)

 

 バンコクの路上を歩くと普通に物乞いがいる。親子連れの物乞いに遭遇もした。ホントに足が悪いのかどうか分からない物乞いもいた。幹線道路のすぐ脇には終戦後のバラック小屋みたいなのに人が住んでいる。かたやバンコク中心部の高級ショッピングモールには光り物ジャラジャラ付けたババアや甘やかされて育ったボンボンのドラ息子みたいなのがうろつき、林立す る高級コンドミニアムや高そうなレストランにはランボルギーニやらポルシェ、メルセデス、BMWにレクサスまで高級外車がずいぶん偉そうに駐車してある。

 まあタイの金持ちは置いておいて、コンビニバイト等が時給20〜40バーツ、平均日収が300バーツ程度が一般的な賃金水準だそうな。又聴きしたところでは弊社の現場ワーカーが月収9000〜1万バーツ、エンジニアで2万バーツ程度だとか(バーツの約3倍=日本円)。土曜も出勤日だし福利厚生もアレだし、まあ2千バーツ入れた財布落としたら札抜かれますわな…

 そうはいってもトヨタ・ホンダの3,4百万円くらいのミドルクラスセダンはゴロゴロ走り回ってるし(タイで売ってる新型シビックも120万バーツくらいだがちょくちょく見る)、皆スマホも当たり前に持ってるし(タイ人はローンで車やスマホ買って見栄張ってるらしいが)、一食200〜300バーツくらいするマックやスタバに中学生がたむろしてたりするからもうワケガワカラナイヨ。

 そんな訳で一ヶ月半住んでみて、タイの所得格差は日本以上にあからさまで、なお且つよくわからない。

 

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 さて、そんなこんなで日系社畜が1ヶ月半住んでみたバンコクでの生活費についてまとめてみる。

 衣類は路上販売の安かろう悪かろうなシャツとかは100バーツとかなんだけど普通のアパレル店は日本と対して変わらない感じ。ユニクロも特段変わらないし。

 食費に関して言えば飲料類は概ね日本より安い印象。瓶ビールが40バーツ程度、缶のコカコーラ(タイ仕様でなんか甘い)が12バーツくらい。私はスミノフアイスが56バーツで日本より安いのでよく飲んでます(とは言ってもそんなに安いわけでもないのだけど)。ランチメニューはローカル食堂で30〜50バーツで済むのだけど、日本食やオシャンティなカッフェとなると150〜300バーツくらいかかる。あと水はどこ行っても有料。

 生活インフラ関係では、電気代はエアコンあんまり使わなくて560バーツ、水道代40バーツ、夜になるとやったら重くなるADSL回線が1600バーツ程度。日系企業駐在員の多く住むバンコク市内のコンドミニアムは家賃が3万〜8万バーツ程度。いわゆる沈没型バックパッカーが使う安いホテルだと1泊600バーツとからしいですね。

 交通はタクシーは初乗り35バーツ、BTS(バンコク高架鉄道)が1駅16バーツ、バイクタクシーはもっと安いらしい(乗ったことなし)。概ね日本より安いけど夜の繁華街だとタクシーで100バーツとかいきなりふっかけられる。歩いていける範囲に飲食店・コンビニがあるのでタクシーもそうそう乗らないのだけど。

 1ヶ月半バンコクで生活して、諸々の生活費合わせて月あたり6,7万バーツくらいかかるかな〜という印象。タイは物価が安いという幻想を持って渡航したのだけど、実際のところは生活水準を落とせば安くなるが、日本と同等の生活を維持しようとすれば結局そんなに安くはないな、というのが実態だろうなあ。

 

ながされてThailan島

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 いろいろあって(いうほどとくにない)、バンコクに飛ばされて1ヶ月超経過してしまった。相変わらずバンコクのイカれた渋滞に辟易し、社食の仰天メニューに恐々とし、ずぶ濡れになった10分後にスコールが止み、タイ語が読めずにシャンプーとリンスを間違えて買い、週末のメシだけが楽しみのような生活している。どうしようもないことに、この毎日に慣れるどころか「きっと一年経とうが慣れることなんて出来ないだろうな…」という気持ちに慣れつつある。

 行く気満々だったサマソニに行けず、夏アニメも追いかけ切れず、シン・ゴジラにも取り残され、ゼーガも君の名はも見れそうもなく、このまま何もしないまま一年という長いのか短いのかよくわからん期間は過ぎ去ってしまいそうだし、まあ不本意にも飛ばされてしまったままタダで終わらせるのももったいないので、帰国後の話のタネになりそうなタイ生活の事を残しておこうと思う。