タイ抑留n日目…まだか、夜明けは…

タイ抑留記・終章

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 470日。

 

 ここまで来るのに、余りにも時は過ぎてしまった。

 

 来て3日までは楽しかった。わけのわからん渋滞も、無意味に辛い食い物も、物珍しくて、それだけで面白かった。

 だが、1週間で限界に達していた。ハムの中まで唐辛子が入っていて卒倒した。

 そして、1ヶ月経った頃には意識が失くなっていた。

 3ヶ月過ぎて一度帰国した時、あまりにも最高すぎて、最高と言う以外なにも出来なかった。

 もはや6ヶ月超える頃には、体重に反比例して飲酒頻度が増加の一途を突き進んでいた。

 ようやく1年経って、延長を告げられて心が死んだ。

 そして今、ようやくその痛苦から解放される。

 

 思い起こせば悲惨な日々だった。

 風邪3、4回、インフルエンザ1回、皮膚炎1回、腰痛4,5回、喘息再発2回、謎の脇腹痛、ガードレールのボルトに足ぶつけて負傷1回、歩道から突き出たパイプに足の指ぶつけて負傷1回、便秘毎週。

 パタヤに行けばうるさいインド人に出くわし、ピピ島に行けば土砂降りに見舞われる。

 ひどい有様だった。

 

 好き好んで海外飛ばしされたわけでもなく、そもそものモチベーションがゼロからのスタートである。無残な日々で最早モチベーションはマイナスである。

 果たしてこの470日で得たものと失ったもの、いったいどちらが大きいのか?

 

 

 さよならThailand、もう仕事では来たくないよ (ピピ島はもう一度行きたいけど)

 

 fin...

ピピ島漂流篇・上

 一年超の抑留もいよいよ終わりが見え最後の3連休となった10月の週末、自分へのご褒美()でピピ島へ行くことにした。

 動機は前回パタヤで果たせなかったビーチで夕日を見ながら優雅にビールを飲む実績解除と、ディカプリオの出てたザ・ビーチのロケ地ということで一部に有名なピピ・レイ島である。(ちなみにダニー・ボイルがトレインスポッティングの次に撮ったのがザ・ビーチですな)

 

 ピピ島はプーケットから行く、というのは何となく知ってはいたが、今回のバンコクからの経路は以下の通り。

  AM 8:30発 バンコク・ドンムアン空港

    ↓(飛行機)

  AM10:30着 プーケット空港

    ↓(タクシー)

  AM11:00着 ラサダ港  PM13:30発

    ↓(フェリー)

  PM15:30着 ピピ島・トンサイベイ

 他にもクラビから行く経路もあるが、詳しくはググれ。

 

 バンコク・スワンナプーム空港からプーケット行きTG便も出てるようだが、もちろん金がないのでドンムアン発エアアジア便である。

 朝6時半に出発。ドンムアン空港までは年末アンコールワットへ行った時のように、BTSモーチット駅から降りてチャトチャックバス停発のA1バスにて行く。 

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 モーチット駅から降りたバス停はこういう看板があるのでここでA1バスを待つ。

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 空港までは30バーツ。車内で車掌のオバちゃんに支払うと↓チケット?が渡される。

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 バスで15分ほど、10ヶ月ぶりのドンムアン空港だが、国内線ターミナルは初めて。(※ただしA1バスは国内線ターミナルまで行ってくれないので、国際線ターミナルで降ろされる羽目に) 

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 新しくてやたら広いわりに、保安検査入り口が端の一箇所しかなくて無駄に歩かされる。それにしてもタイの建築物ってどこも動線計画の概念が薄いよな(唐突なdis)

 

 保安検査を通過し搭乗ターミナルへ。コーヒー買って搭乗開始まで待つ。定刻から10分ほど遅れて搭乗開始。エアアジア使うのも二度目ですね。

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 どうでもいいけど、私はLCCの「金出さない奴には水の一滴も飲ませねえ」っていう分かりやすい姿勢が割と好きです。

 

 およそ1時間でプーケット空港に着陸。飛行機とホテルは事前予約していたが、フェリー乗り場までは色々調べたがよく分からず。最悪ぼったくり覚悟してタクシー拾えばええやろと考えていた。実際プーケット空港の到着ロビー着いた瞬間、旅行代理店のブースが10軒くらい大挙してるので、そんなに心配する必要はなかった。

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 (↑プーケット空港国内線到着口。そこらじゅうに旅行代理店のブースがある)

 

 ピピ島まで行きたい、往復する、ホテルは予約している、と雑な英語で伝えれば、それに応じてチケット手配してくれるので、事前予約とかしなくてもどうとでもなる。

 港まで片道タクシー700B+フェリー往復チケット1000B也。たぶん料金はどの旅行代理店も横並びだと思われる。朝からバンコク出発すると午前のフェリー便乗船はかなり厳しいので、午後の13時半か15時発便になる。

 

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 足の手配を済ませて空港を出ると、外は薄曇り。

 ロータリーでは既に連絡を受けたタクシーのオッサンが待ち構えてるので、タクシーチケットを見せてタクシー乗車。プーケット空港からラサダ港までは渋滞がなければ50分程度。

 

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  やたらかっ飛ばすタクシーに乗って、11時手前くらいにラサダ港到着。フェリー乗り場が思いの外ショボい(場末のサービスエリア並)ので、ランチは別のとこで食った方がいいと思う。

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 フェリー出発13時半まで時間を潰す。 乗船1時間前くらいになると欧米系の団体客がミニバンに乗って大挙してやってきて凄まじい混雑となる。待ち時間長すぎたしタクシーじゃなくて乗り合いのミニバンでも十分だったな、と後から思う羽目に。

 

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 ネットで調べたけど、特に言及してるブログも見当たらなかったのでラサダ港でのフェリーの乗り方について書いておく。

 上写真の如くフェリー運行会社の受付カウンターが1番2番...と並んでいるので、フェリーチケットに書いてある会社の受付カウンターにそれを見せる。係員に予約しているホテルを尋ねられるので答え、復路の日程を伝える。その次にシール、プラスチックカードの乗船券と帰りのチケットをもらう。その後、船着き場でプラスチックカードの乗船券を係員に渡してフェリーに乗船する。

 運行会社ごとにフェリーが出るのかと思ってたが、実際は1隻に対して複数の会社がチケット売ってるらしい。

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 フェリー乗船中はこのシールを服に張っておこう。

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 フェリー船内はこんな感じ。

  テレビでシビルウォーをぼーっと眺めながら2時間近く船の旅。すげえ揺れるかと思ってたけど、日頃のバンコク郊外のガタガタ通勤路と比べれば全然マシなレベル。

 

 

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 午後3時半、いよいよピピ島トンサイベイ到着

 …

 …

 …

 土砂降り。

 言い訳のできないくらい、土砂降り。

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 土砂降りの中、桟橋のゲートで入島料20バーツ取られる。あまりにも雨がひどいのでその場で50バーツのレインコート買った。無いよりマシというレベルであるが。

 幸先の悪い上陸、一体俺が何をした…?

 

 そしてこの雨の中、ホテルまで彷徨うのであった…ピピ島のグーグルマップ、だいぶ適当なので、それっぽい団体の後を着いていってようやくホテル着。

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 (↑実際はもっと細い道がある)

 

 ここが今日の宿ね…

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 さすがに昼にクッキー食ってから何も口にしてないので腹が減ってきたため、雨が弱まったのを見計らって夕食をとることにした。

 

 適当にググってなんか良さげだったのでAnna's restaurantへ。開放的な雰囲気がいいですね。とはいえ外は土砂降りとシーズンオフのせいか客はまばら。

 いろいろメニューはあったが、「一番辛くないカレーは何か?」と訊いて勧めれたポークマッサマンカレーと言うやつにした。

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 確かにココナッツミルクたっぷりでマイルド。炒ったピーナッツが入ってるのが独特。うまかった。あとお約束のビアシン。

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 ザ・ビーチの挿入歌Underworld/8ball聴きながら、明日が晴れることを願ってその晩は床についた…

youtu.be

 

 

(第1日目のピピ島猫)

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 (つづく)

 

泰国抑留四百十八日

 あの決定的な渡航から、既に一年超経過している。

 

 本来なら、そう、本来なら、もう日本で新居を定め、久しくハンドルを握る事のできなかった鬱憤を発散させるべく、過ぎた夏と迫る秋の合間、北関東あたりで爽快なドライブに興じているはずだ。ソニックマニアでOrbitalもリアムもスクエアプッシャーも見れたはずだ。UltraでUnderworldの公演も見れたはずだ。

 

 それがだ、それがどうした、この有様は?

 

 一年前と変わらず、午前六時前に飛び起きて、早朝からワゴン車に詰め込まれ一時間超、延々洗濯板のような路面で首を痛めつけられ、朝から厄介事だらけのオフィスに縛り付けられ、昼はクソ不味い飯を食わされ、夜は惨めな渋滞で仕事疲れの体を更にズタボロにされている。

 一年前と変わったのは、体重と飲酒量だ。前者は減って、後者は増えた。食欲の出ない昼飯に連日辟易し、鬱憤と不満と疲労をアルコールでごまかしている。きっと日本に帰って健康診断受けたら、精密検査になるだろう。

 

 最早ここでやりたいこともなければ、行きたいところもない。

 そんな土地で生きるのは苦痛だ。

 

 今やスマホで帰国後の部屋探しとカーセンサーばかり見ている。帰る頃には牡蠣が食える時期だ。運動不足だし千葉の山にも登りたい。きっと快適な気温だ。

 日本に帰ってやりたいこと、行きたいところは山ほど出てくる。

  

 早く帰りたい、心から。

パタヤ地獄編

たまの三連休ということでパタヤに行ってきた。

結果は散々であったが…

 

バンコクからパタヤまで行くのに手っ取り早いのは高速バスだろう。

運賃は108バーツ。タイで鉄道とか高速バスとかやたら安いのはなんなんだろうか?

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エカマイバスターミナルはパタヤ以外タイの各地へ高速バスが出ており、旅行客から地元民までやたらと人で溢れかえっている。

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バスは軽く20年は経過してそうな車齢であるが、かろうじてエアコントイレ付き。お世辞にも快適ではないが108バーツなら文句言えないレベルか。 

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予想はしていたが、案の定予定から30分遅れでバスは発車した。

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バンコクからパタヤまでは2時間程度。高速から見えるタイの家屋は、相変わらず楳図かずおハウスみたいな色彩をしている。

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夕日を見ながらビーチでビールを優雅に飲む、というのをやりたかったが、出発が遅すぎて結局着いたのは日没後。

すでに夜のビーチは夜釣りと観光客と暇人とインド人と売春婦だらけ。

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遠い異国の地で、煌々と闇を照らすマックの看板ほど心強いものはないと俺は確信したよ(結局晩飯はSUBWAY行ったけど)。

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そしてパタヤ最大の歓楽街ウォーキングストリートにやって来た!!

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この日は禁酒日なわけだが、こいつら(含自分)何を求めてここをさまよっているのだろう?

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ムエタイバーとかあんのね(なお禁酒日のため休業)

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お前ら、ロシアンガールズバーだぞ!!(なお禁酒日のため休業)

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お前ら、お楽しみのゴーゴーバーだぞ!!(なお禁酒日のため休業)

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日系居酒屋ならこっそり酒出してくれるだろと思ったが、そのアテも外れ意気消沈。

ひたすら歩き疲れてホテルに戻ったわけだが、向かいの部屋のインド人がクソうるさい。あいつら夜中から明け方までアホみたいに騒いで本当に頭おかしい。

海外の安いホテルの客は民度が低いからやめとけ、というのが今回の教訓である。

 

翌朝6時、ろくに眠れず朝のパタヤビーチ。

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朝から湿度高くて嫌になるね、これ。

もうここまで散々な目にあって、射撃場で怒りを実弾に変えて発砲しようと意気込んでいたわけである。

 

パタヤで射撃場というとニューハーフショーで有名なティファニーに併設されているという。

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すげえ外観だな…

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よっしゃ9mmパラぶっ放したる!!といざ受付まで来てみたが…

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保証人が必要と言われて、ぶらり一人旅の私はすごすごと退散するしかなかった。

 

……

 

……

 

帰ろう。

 

そのままバスターミナルへと向かうのだけど、あまりの炎天下に途中でパフェ食い出す始末。

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パフェはどこで食っても美味いのでほんとうにすごい。

 

そして高速バスでバンコクに帰った。

 

 結局ビーチでビールも飲めず、インド人うるさくてロクに寝れず、射撃場行っても銃は撃てず、おまけにバスのエアコンでそのあと1週間体調崩すというロクでもないパタヤ紀行であった。

やっぱり下手に遠出するより、引きこもるのが最高やな…

 

fin...

けものフレンズ〜とうなんあじあちほー〜

 祝日だから何かしらブログ更新するかと思ったけど特に何もしてないので、とりあえず動物の写真を上げてブログ更新した気になるメソッド。既にTLに上げた奴が大半のような気もするけど。

 やはり年がら年中暑いせいか、犬も猫もぐだぐだしてるな。

 

アンコールワット犬

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バンコク犬

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バンコク猫

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日本仮出所編 Take2

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 4月上旬、ソンクラーン休暇に合わせて5ヶ月ぶりに帰国した。

 ユナイテッド航空じゃないけど、オーバーブックかなんか知らんが成田行きの予定が急遽羽田行き便に振り替え、どのみち行き先は同じなので了承。代わりにファストレーン通過できる券もらったり、

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ラウンジタダ券もらったので出発まで3時間ほどひたすら無銭飲食してた。

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 そんなこんなでいざ日本へ

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 5ヶ月ぶりの日本、帰国早々勢いでRGガンダムMK-2買った。

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 さらに実質スクールガールストライカーズことデュープリズムを発掘してたので、連日遊んでた。

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 カニ食った。

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 焼き鳥も食った。

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 シーズン過ぎてもう無いかと思ったけど、有明海の天然牡蠣食べた。

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 牡蠣のアヒージョも食った。オリーブオイルに牡蠣の旨味が染み出てブレッドにつけると最強すぎた。

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 黒夢の自販機めっちゃエモかった

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 けものフレンズの影響で長崎バイオパーク行った。

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 めっちゃカピバラ喧嘩してた。

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 佐世保バーガー食った。

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 二階堂飲んだ。

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 公園でファンタジスタドールイヴ読んだ。

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 多布施川で散り始めた桜を見た。

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 とんこつラーメン食った。

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 カツ丼食った。

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 夜は短し歩けよ乙女を見た。

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 茄子炒め食った。

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 またとんこつラーメン食った。

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 食いもん美味いし、暑くないし、桜咲いてたし、日本最高や…最高…最高…

 

 そんな1週間があっという間に過ぎ、帰国期間が終わる…

 終わる…

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 終わる…

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 終わ…

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 もうだめだ…

 

           fin.

 

Bangkok footprint

 バンコクを歩いていると、私はいつもうつむいてしまう。

 

 日中歩道を歩いていると、スコールでもないのに軒先から水が頭に滴ってくる。雨でもないのに歩道は数メートルごとに水たまりができている。

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 これは何かというと、エアコン室外機の排水だ。年がら年中、たいていの日中、暑くて外に出てられないのでエアコンは回りっぱなし、通行人にお構いなし、どこもかしこも水浸し。はた迷惑なバンコクの流儀だ。 

 結果的に濡れたくないので、常にうつむいて路面の水たまりを見て、どこに滴りが落ちるか常に察知して歩かざるを得ない。

 

 そうやってうつむいてバンコクを歩いていると、歩道の舗装のそこかしこに足跡を見つける。

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 まだある。

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 これでもかとある。

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 さすがにこの辺まで来ると、わざとやってる疑いすらある。

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 犬の足跡まである。

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 極めつけは落ち葉の跡。もはや示相化石である。

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 なぜこうもタイ人は足跡を残すのか?

 

 色々考えてようやく?答えに至った。

 タイの工事現場は基本的に柵囲いをしない。作業途中でもほっぽり出すし、資材もその辺に放置する。無論コンクリが生乾きであろうと、注意喚起なぞする気がない。加えてロクに歩道の修繕もしないものだから、平常状態と工事現場の区別がほとんどつかない。そうなると人はズカズカと生乾きのコンクリにも足を突っ込む。

 

 きっとこれが足跡の原因だ。

 

 濡れたくないから、コンクリに足を突っ込みたくないから、私はこれからもうつむいてバンコクを歩く。